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Don’t lie, Don’t quit, Don’t cheat.

今日の出来事

20090718

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昼過ぎまでおとなしくしてました。

午後遅い時間に関口パンでベーグル食べて、池袋出てユニクロとロクシタンをチェックして、でも欲しかったものがなくて(ロクシタンは発売日前だった)、サンシャインのグラスティアラでミルクティ飲んで一旦帰宅。
夜はヱヴァ破のレイトショー。
もうそろそろネタバレ感想書いてもいいよね。じゃ書くよ。

「マリはいらない子」呼ばわりされてるけど、既存の「エヴァンゲリオン」という物語を破壊するためには、どーしても新規のキャラクターは必要になるんじゃないかなと。「フリクリ」のハル子のように、物語をぐちゃぐちゃにかき回しながらも、どこか無関係な立ち位置にいるキャラ。

アスカと弐号機の登場シーンはやっぱりカッコいい。
さすがはエースパイロット、と思わせる魅力的なアクションは理屈抜きにカッコいいし爽快だ。
惣流さんと式波さんの大きな違いは、加持との関わりだろう。
加持に対して何も思っていないからこそ、ミサトとの関係が良好になる。ミサトを上司と受け入れ、守秘回線で素直な自分の気持ちを話してしまったりする。
アスカ発狂フラグを回避しているので、アスカは「ちょっと素直じゃないけど優しい女の子」のままでいられたのだろう。

大きく変わったのはやはり綾波だ。
シンジ手作りのみそ汁と、シンジ手作りの弁当にぽかぽかした綾波は、シンジにもゲンドウと仲良くなってぽかぽかしてもらいたいと、お食事会を計画するのだ。あの綾波が。あの綾波がだ。大事なことだから二回言いました。
そもそも「綾波レイ」とは、クローン人間というか二人目というか人外のように描かれてきたキャラクターだ。
「EOE」に至っては地球サイズに巨大化するわ、カヲルくんと下半身共有するわ、ロンギヌスの槍を使ったオナニーさせられるわと、まさに庵野秀明の憎しみを一心に受けて「これでもかこれでもか」と化け物扱いされた。あれはもう「お前らがハァハァしている綾波レイはこんな化け物なんだ!さっさと現実に帰れ!!」というメッセージなんだろうと受け取ったよ。
そんな怪物・綾波レイが、化け物でもなく、クローンでもない、ただの不器用な、感情の出し方を知らない女の子だったら?
感謝を知り、笑顔を知り、「誰かのために」という感情を初めて持った女の子だったら?
「もう碇くんがエヴァに乗らなくてもいいように!」

終盤、第10の使徒に取り込まれてしまった綾波が、シンジに
「私が消えても代わりはいるもの」
と、いつもの台詞を言ったとき、今までのぽかぽかシーンのすべてを否定された気になった。庵野よ、結局綾波は水槽の中にたくさんいて、三人目が出てくるのだろう?と。
今までのぽかぽかは、悲劇を引き立たせる調味料に過ぎないのかと。
それは間違いだった。
「違う!綾波は綾波だ!!代わりなんかいない!」
観客である私が心のどこかであきらめていた「普通の人間としての綾波レイ」を、シンジが、庵野秀明が認めたのだ。

綾波レイは14年経って、ようやく「人として」物語に登場した。

私がエヴァンゲリオンに出会って12年。12年間待っていた瞬間である。
ここで号泣しないでどこで号泣するのかと。
単純?ああ単純だそれの何が悪い。
熱血ロボットアニメが好きで何が悪い!!

第8の使徒戦等アクションの爽快感はエヴァならでは。
物量作戦しかり、ダイナミックなカメラワーク、80年代アニメを彷彿とさせる気持ちよくデフォルメされた動き、ATフィールドの強固さも強調されていて、日本のアニメーションのレベルの高さを見せつけられました。

ああ、たくさん書けてすっきりしたー。
でもまだ書き足りないこともあるんよ。ミサトさんのことやゲンドウのこと。
またそのうち書きます。

最後に主張しておこう。
マリの見所はピンクのプラグスーツでの乳揺れ。
予告の綾波はあくまで予告ということで、今日の感想は本編の綾波のみ言及ということにしといてください。

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